仕事に心を。

経営理念

真のパートナー企業への成長。下請け業者からの脱却。

私たちが目指しているのは、お客様の手足ではなく、頭脳となってプロジェクトを支援する真のパートナー企業です。技術力だけでなく、お客様の立場で物事を考え提案できる人間力、懸案の本質を浮き彫りにするコミュニケーション力、真の解決策を見出す提案力に磨きをかけ、より上流工程からお客様をサポートできるプロフェッショナル集団として成長して参ります。

2023年7月、取締役社長に就任し、次なるステージへの舵取りを担うこととなりました。
ヴァリューシステムを、ひとつ上の「品格」を備えた企業へと成長させ、皆様のご期待にさらにお応えしていく機会をお任せいただき、身の引き締まる思いです。

私は、入社してから13年、お客様そして会社、社員の成長を第一にシステムエンジニアとしての道を地道に歩んできました。マネージャー職のとしての責任範囲を着々と広げ、取締役へと階段を登って参りましたが、当時は社長というポジションまでは描いておらず、指名されたときは正直驚きもありました。
しかし、この度、大役を仰せつかりましたのは、組織が100名規模になり、お客様からの見られ方も変わってくる中で、私が現場経験の中で積み重ねてきたチームマネジメントのノウハウや実績を、組織全体に広げて発展させよ、ということだと考えております。

一方で、会長の森が、創業から貫いている仕事への志「仕事に正義の心を。」は、私たちが、真に社会から求められるエンジニア=「義術者」であるために欠かせない姿勢として、変わらず継承していきます。技術の進化ばかりが注目されがちなIT業界ですが、仕事はやはり人と人とのコミュニケーション。何かを創るにしても、お客様と会話を重ね、その背景にある本当の課題や想いまで汲み上げなければ、お客様の真の問題解決にはなりません。どれだけ時代が変わっても変わらない「義術者」という信念を、当社の基軸として掲げ続けていきます。

次へのステップとしては、拠点も人材も拡大していく中で、よりクオリティの高い仕事をご提供していくために、横の連携を一層強化し、高い緊密性でチーム同士支え合える体制を構築していきます。私が現場で培った、互いのスキルやノウハウ、経験値をよりスムーズに共有できるフラットな組織づくりと経営の視点とを融合させ、プロとしての品格に磨きをかけて参ります。

これまでの皆様方の温かいご理解とご協力をしっかりと受け止め、より一層精進してまいります。今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

設立から25年、当初は私一人だったヴァリューシステムも、今や100名近い仲間が活躍してくれる企業へと成長しました。
当時と比べると、技術もプロジェクトの規模も大きく変わりましたが、創業当時に事業の志として定めた「仕事に正義を求める」という言葉だけは、今も当社の揺るぎない信念として受け継がれています。

正義とは、自分たちの利益のためではなく、お客様に喜んでいただくために、その先にある社会に貢献するために、責任を果たそうとする心です。プロジェクトにおいても、指示通りにただ作業するのではなく、お客様の問題まで理解した上で、より良い方法も考えながら提案する。それこそが、本質的な課題を解決できる真のプロフェッショナルであり、お客様に確かな安心をご提供できる真のパートナーであると考えています。
新卒の社員研修で、いつも真っ先に伝えるのは、「君たちは、30分前から給与が発生しているプロです。未熟なプロだから失敗してもいい。でも、プロである自覚を持つことは、何よりも大事」ということ。技術を教えるよりも「仕事の意義」への理解を大切に、人としての土台を丁寧に育んでいくのが、ヴァリューシステムの流儀です。

長年、従業員の成長を支援し続けて改めて感じるのは、人が、最も早く、効果的に成長するには「覚醒」が一番の鍵となることです。人は皆、何かしら社会で活躍できるだけの力をすでに持っています。コミュニケーション力、プログラミングの早さ、段取りの上手さ―――しかし、それらに蓋をしてしまって発揮しきれていないケースが多いのが事実。そこで、私が伝えているのは、「まずは、自分の能力を信じよ」という言葉です。その上で、一人ひとりに見合ったプロジェクトや職責を与え、自然と能力が引き出される環境を提供していくことも、重要だと考えています。

人材の育成は、特定の幹部だけが行うものではなく、マネージャーをはじめ、組織が一丸となって取り組んでいくものです。組織の規模が変わり、企業の成長ステージがもう一段上がった今、さらなるチームワークを発揮し、より品格ある立ち居振る舞いができるプロフェッショナル集団へと成長していきます。