About 来への対談

ヴァリューシステムの過去・
現在から未来を語る

1998年から25年以上の歴史をもつ当社。
どのような歩みがあり、
これからどんな未来へ向かうのか。
新社長の倉田仁と前社長の森茂仁による、
ヴァリューシステムの過去・現在・未来を語る
対談をお届けする。

PROFILE

代表取締役会長森 茂仁

システム開発企業から独立、1998年ヴァリューシステムを設立。創業時は社員数1名だった会社を100名規模の企業に育て上げた。

取締役社長倉田 仁

2010年に入社。エンジニアとしての実力とマネジメント力でマネージャーから幹部へと最速で進み、2023年取締役社長に就任。

Talk Session #01

ヴァリューシステムを設立したのは、1998年、私が40歳の時です。前職は、現在と同じシステムインテグレーターの会社で、すでに60名ほどの部下を持つ管理職でした。それでも独立したのには理由があります。当時、発展一途で仕事も豊富にあったこの業界には、事業成長のためであれば、従業員の存在を軽く見る企業も少なくありませんでした。しかし私は、マネージャーとして会社のあり方を考える中で、経営幹部の幸せは、従業員の皆さんの幸せ抜きには成立しないことを強く感じていました。そして自分の手で、「従業員のための会社」「従業員が育てていく会社」を実現したいと思い、一歩踏み出したのがきっかけです。

倉田

私は、以前森会長が在籍した会社で、上司と部下の関係でした。ですので、当時からそのような使命感を持った方であることは、知っていました。その後、縁あって再会し、2010年に前職を退職。再び森会長の志に感銘を受け、一緒に働くことを決意しました。

私も倉田社長もシステムエンジニアとしてキャリアを積んできましたが、この業界は比較的独立しやすいので、当時はブームのようになっていましたね。しかし一方で、新人を教育せず現場に立たせるなど、人材をただ人手として貸すだけの会社も増えていました。
そういった会社は、一体何のために事業をしているのか?そんな疑問から生まれたのが 、当社が設立当時より受け継いでいる「仕事に正義を求めよ」です。従業員のみなさんの人生を預かる責任、お客様からの要望に応える責任に、正義を貫く覚悟を言葉にして掲げました。

倉田

当時は、汗をかかずに下請けに流すだけの会社も多く、4次請け、5次請けなどもありましたね。下請の企業は、100万円の仕事を50万円でやることになるので、どれだけ従業員ががんばっても、残業代も出せない。

それは、正義ではないですよ。今改めて思うのは、やはり「自分の利益のため」の起業は、長くは続かないです。お客様にに求められる会社であり続けるためには、自分たちが社会にどう貢献していくのか、仕事の意味合いをちゃんと定めることが大事です。
その意味では、経営理念にある「真のパートナー企業」も、当社の正義の一つです。真のパートナーとは、ただお客様から渡された設計書を形にするのではなく、お客様のお悩みからお聞きし、何が本当に必要なのかから考え、提案できる企業や人材のこと。システムエンジニアを名乗る人は、世の中に星の数ほどいますが、残念ながらその働き方を実践している方は、ほんの一握りだけです。営業職のいない当社が、成長を続けてこられたのは、従業員の皆さんがこうした言葉の意味をよく理解し、真のパートナーとして活躍してきてくれたからに他なりません。

Talk Session #02

倉田

森会長はこれまで「企業は人ありき」として、多くのシステムエンジニアを採用してこられて、まもなく社員数は100人を超えようとしています。
採用される際は、応募者のどんなところを見ておられるのですか?

一番大きなポイントは、経営理念に共感してもらえるかどうかですね。同じ価値観を持って、仕事と向き合えるかどうかはとても重要です。
加えて、年齢に見合った経験値を持ち合わせているかどうか。単に仕事の年数ではなく、どういう立場で、どんな成果を残してこられたか、またそれを分析して自分のものにできているかどうか。今後どういう活躍をしていきたいか、イメージがあることも大切です。

倉田

正直なところ、森会長に「次の社長は倉田取締役に」という話をいただいた時は、驚きでした。抜擢していただいて光栄でしたが、幹部の一員として盛り立てていくつもりだったので…。私から今さら聞くのもおかしな話ですが、なぜ私だったのでしょうか。

倉田社長に、最初に声をかけたのは数年前でしたね。それは、6人いる取締役の中で私に一番感性が近いと感じたからです。倉田社長は、私がやってきたことを受け継ぎながら、冷静に時代とともに変えるべきところは、変えていける人だと思っています。
また、倉田社長を「覚醒」させたいという思いもありました。「覚醒」は社員にも伝えている会社のテーマでもあるんですが、簡単に言えば「自分がすでに持つ力を覚醒させることが、成長の近道」ということ。人には誰でも、自分だけが持つ能力があります。それが恐れや諦めで封印するのではなく、気づいてあげて、目覚めさせていくことこそが大事だと。

倉田

その人だけが持つ力、ですか。自分自身の力をもっと信用して欲しい、それを発揮するだけで成長できる、とはよくおっしゃっていますね。

そうです。私から見ると、倉田社長は優れたエンジニアであり、マネージャーであり、その能力に相応しい人間力も備えている人です。
しかし一方で「倉田さんは、その程度の器じゃないよ」という思いもずっと抱いてきました。社長というポジションになることで、そうした、私にはない力を覚醒させ、発揮してくれるに違いないと思っています。そしてそれは、従業員や組織を覚醒させることにもつながっていくでしょう。

Talk Session #03

倉田

森会長がキーワードとして掲げておられる「心、正義、覚醒」などのワードは、極めてアナログ的と言いますか「人としての心構え」を表すようなものなので、私たちのいるIT業界とは対局のイメージをもつ人もいるかもしれません。しかし、当社をここまで成長させてきた原動力は、間違いなく森会長が掲げてきたこれらの言葉で、実際に、お客様からも「ヴァリューさんはいい教育してるね。うちも一緒に受けさせていい?」などと言っていたけることもあるぐらいです。
これは、従業員の皆さんも森会長の想いに共感し、同じ方向を向いて歩んできたからに他ならないと思っています。だから私は、こうした社長の言葉を受け継ぎ、さらに若い世代にも共感してもらえるような形を作っていき、人材育成の軸として永続的につなげていくつもりです。

これからは、組織の規模も変わり、ご依頼されるプロジェクトでの立ち位置もさらに上がるので、より上位の「品格」が必要だと思っています。企業だけでなく、社員一人ひとりにも、より品格ある立ち居振る舞いが必要です。新たな挑戦も出てくるでしょうが、倉田社長の思うようにヴァリューを変えていけばいいと思います。うちはもともとトップダウンではなく、組織で解決していく会社。責任は他の幹部含め、皆で取るから、とにかく思い切りやってほしいですね。

倉田

ありがとうございます。ただ、揺るぎない信念として持ってこられた「仕事に正義を求める人=義術者」というキーワードについては、求める人物像にもあるように引き続き大きなポイントにしていきます。改めて振り返っても、これほど的を射た言葉はないのではないかと思います。

私が新人の皆さんを前に、よく話すことがあります。「皆さん、“学生気分が抜けない”という言葉を使うのは、もうやめましょう。皆さんには30分前から給料が発生しています。未熟ではあるけれども、皆さんはもうプロ。だから正義の心を込めて仕事に取り組んでください」というものです。当社のシステムエンジニアの評価が社外で高いのは、そうした信念を守り、信じて実行してくれる従業員さんがいるからこそ。そこさえブレなければ、時代が変わってもこれからも成長していけると思っています。

倉田

そうですね。森会長が掲げた想いや理念は、時代が変わっても決して揺るがない会社の根幹になっています。これから先、私がどのように覚醒していけるのか、自分自身まだわかりませんが、期待にお応えできるよう、守るべきものは守り、変えるべきところは変え、新たなヴァリューシステムの歴史をここから紡いでいきたいと思います。

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